平屋住宅と土地探し

注文住宅の新築では、建物を建てる前に土地を取得しておくか、条件付住宅を購入する必要があります。
土地探しでは、2階建て住宅と平屋住宅では大きな違いはありませんが、細かな部分で違いが生じます。
土地の用途地域が、第一種低層住居専用地域の場合、北側隣地からの斜線制限により高さが制限されますが、平屋住宅は北側斜線の影響をほとんど受けません。奥行きがなく、北側に隣地が迫っているような敷地でも、平屋住宅であれば建築が可能です。平屋住宅は規模が小さい場合が多く、土地も小規模なものを求めがちですが、最低限、駐車スペースは確保しておく必要があります。

住宅は駐車スペースの有無で、資産価値が大きく変わります。
土地を探す場合は、建物を建てる部分以外に、駐車スペースを確保できそうな土地を探すことが薦められます。余裕があれば広い敷地にゆったりとした平屋住宅を建てると快適な暮らしができます。

元々、都市部でも敷地が広ければ2階建てにする必要はありません。2階建ては階段に面積を取られるので、使える部分が少なくなります。
それに対して平屋住宅は、階段に余分なスペースを割く必要がなく、効率的に空間を使うことができます。平屋住宅のメリットは、2階がないので、柱と柱の間を広く取ることができ、大きな居間をつくることが可能です。
広い居間と自然豊かな庭は、平屋住宅の特権でもあります。2階建てを建てるには狭すぎる敷地でも、平屋住宅ならば十分な場合もあります。

平屋住宅の土地探しでは、不動産業者など、仲介をしてくれる業者に、平屋住宅を希望していることを始めから告げたほうが、良い土地が見つかる可能性が高くなります。
2階建ては建てられない敷地は、買い手が付かずに放置されている場合があります。そのような土地は平屋住宅を建てたい施主にとっては、掘り出し物である可能性があります。
平屋住宅は建築基準法により、柱の太さを細くできる場合がありますが、むやみに細くするのは考えものです。
木造住宅では地震に対する強さは柱が太いほど大きく、平屋でも十分な耐震性を確保しておきたいので、柱の太さは太くしておいた方が安全です。
平屋住宅は地震に強い反面、洪水には弱い面があります。万が一洪水となった場合、上階に逃げることができないので危険です。
平屋住宅の土地探しでは、洪水の危険のない十分な高さの土地を探すことが重要です。2階建てが一般的な注文住宅においては、平屋住宅の土地探しは貴重な土地を見つける可能性が高まります。